健康、省エネを両立させる、冬の寒さ対策
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健康、省エネを両立させる、冬の寒さ対策

健康、省エネを両立させる、冬の寒さ対策

どーもー 茅ヶ崎マスターの 岸 です!!

 

 

 

今回は本業の大工として、健康とエネルギー問題に提案です。

ちょっと硬苦しい話ですけどお付き合いください。

 

健康とエネルギーの問題は、光熱費や気候変動だけでなく、健康とも深く関係しています。冬に寒い家では、家庭内で倒れたり亡くなるリスクが高くなります。中でも、「ヒートショック」と呼ばれる高齢者の入浴事故は年々増え続け、現在では事故死のおよそ3倍になっています。ヒートショックとは、部屋間の温度差により急激な血圧変動が起こり、心臓や脳にダメージを与えることです。一般的には、暖房の効いた部屋から寒い浴室に移動して裸になるとか、夜中に寒いトイレでズボンを脱ぐといったことが起因しています。

「冬の脱衣所やトイレが寒いのは当たり前」と思うかもしれませんが、世界の常識はまるで違います。2018年にWHOは、冬の住宅の最低室温は「18度以上」であるべきと強く勧告しました。それ以下の温度は健康に悪影響をもたらすリスクがあることになります。

しかし、国土交通省の住居調査では、2000戸中、居間で6割が、廊下や脱衣室は9割が18度に達していませんでした。

そこで国や産業界、医師などが「ヒートショックに気をつけましょう」と盛んに呼びかけるようになりました。とはいえ対策として提案されているのは、脱衣室や浴への暖房機の設置ばかりです。いくら暖房機を設置しても、外気との断熱をしなければ単にエネルギー消費量を増やすことになるだけで、効果的とは言えません。

まずは脱衣所と浴室、トイレの断熱が優先です。断熱することで、暖房機は出力の小さなものでまかなえるようになるからです。断熱はさまざまな方法がありますが、もっとも簡単につけられる内窓の設置を検討するのがお勧めです。

エネルギーを適切にコントロールしながら、健康的かつ省エネな生活ができるといいですね。

この家では脱衣所とトイレの窓に内窓を設置しました。この冬、未だに例年出していた暖房機を出さなくても平気であると言ってました。

 

硬苦しい話にお付き合い、ありがとうございました。

 

では またー