ご存じですか?? 茅ヶ崎の登録有形文化財「藤間家住宅主屋」
こんにちは!!
現場の 岸 です!!
登録有形文化財「藤間家住宅主屋」のミニ展示会「藤間家伝来の民具~400石船で使われた品々~」を見学してきました。
藤間家は昭和7年の建築で、登録有形文化財に指定され、今では茅ヶ崎市に寄贈されています。寄贈される迄の10年程度ですが、先代のご主人様にごひいきにされて弊社のほうで修繕工事をさせて頂いていました。
この藤間家は江戸中期から名主を務めた豪農で、廻船業も手がけました。
内容は廻船業を営んでいた時の千石船内で使用した調度品が展示されていました。
お酒の御燗を付ける物や煙草の灰皿も船内での使用を考慮した造りです。
また、この敷地内の建物を始め所蔵物・庭を市の職員の方が藤間様の意思を継いで、熱い志で維持管理をされています。
特に庭の保全には大変なご苦労があるようでした。
古き良き空間をこのまま残して頂けるようお願いしてきました。
その中で 次の写真です。
「ちがや」と言う茅の一種です。これが茅ヶ崎という名称の由縁と言われています。
次の写真は「はまごう」です。
7月に茅ヶ崎海岸で行われる「浜降祭」に際し、寒川神社の御神輿が鎮座されるところに敷き詰められ神域を作られる植物です。
近年では生息地も激減しているそうです。
ぜひとも一度足をお運びになり、案内人の方のお話をお聞きになって茅ヶ崎の歴史や江戸時代の神奈川県県央部の流通の歴史などに触れて見てください。
案内人の方ですが、先代当主の命日が誕生日だそうで、これも何かの縁ですかね。
尚、開館日は限られていますので、問い合わせて確認して下さい。
所在地は神奈川県茅ヶ崎市柳島2丁目6番30号
連絡先は 文化資料館 0467-85-1733(直通)
では また

神奈川県茅ケ崎市出身。大学で建築学を専攻し卒業後、家業である岸建築に入る。お客様に木の良さを感じてもらえる為に、手刻みでの作業や仕入れ素材の目利きによって良質な木材の調達に、手間を惜しまない。地元茅ヶ崎と木材をこよなく愛する老舗工務店3代目のこだわり大工職人。